スタンダードコーススーパーバイザー養成講座STEP3

■日 時:2022年7月16日(土)
■会 場:札幌市民プラザ星園・オンライン(Zoom)
■参加者:
会場参加  11名(会員7名(内認定ケアマネジャーの会会員7名)・非会員 4名
オンライン 78名(会員63名(内認定ケアマネジャーの会会員 50名)・非会員 15名     

スタンダートスーパーバイザー養成講座STEP3を受講して

                     札幌市 認定ケアマネジャー 秋場 隆章

札幌での会場参加で、事例提供者として、発表させてもらいました。
今回提出の事例を選んだ理由は、要介護度の割に、できていること、できてないことがあるなど、情報不足、整理がつかないまま、実はすっきりしていないモヤっとしたままの提出でした。
司会、記録は札幌の現地、質疑はzoomメンバーという形でしたが、すっかり、zoom慣れてしまい、ほぼ、違和感なく検討会に参会することができました。
検討の中で、生活歴がほぼ不明であり、また、現在の課題も、本人の生活歴や、時代や地域背景の影響についてわかりました。
また、踏み込んだ本人へのアプローチに躊躇している自分のケアマネ像に気づき、ハッとさせられました。
アセスメントとして多くの情報が集められますが、それらの情報を吟味し、事実や本人、現状の課題への影響を理解する必要があると感じました。
白木先生には、学会発表塾から何度も事例を検討していただき、コロナ禍のzoomばかりで、「やっとリアルで検討できたね」と言われたように、その場のライブ感を感じつつ、バイジーとして参加することで、バイザーの気づきを促す質問、支援の温かさを感じ、自身の支援の在り方について考えることができました。貴重な経験、学びを体感することができ、すっきりすることができました。ありがとうございました。

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2022年度 スタンダードコーススーパーバイザー養成講座STEP2

■日 時:2022年6月5日(日)
■会 場:北海道札幌市 市民活動プラザ星園・オンライン
■参加者:
〇会場参加:   会員5名(内認定ケアマネジャーの会会員 4名)・非会員 2名 
〇オンライン参加:会員 68名(内認定ケアマネジャーの会会員 52名)・非会員 16名

2022年度 『スタンダードコーススーパーバイザー養成講座』STEP2(オンライン)
受講感想

                  千葉県 認定ケアマネジャー 千葉 洋平
 
STEP2研修ではオンラインで参加しました。今回の研修テーマでは事例検討会を進めていくにあたり、事例をもとにスーパーバイザー、スーパーバイジーの役わりを行い、ファシリテーション・グラフィックを活用した講義演習を行いました。
日頃の業務より、ケース担当者(ケアマネ)から相談を受けることがある中で、話しを聞いてその場で解決方法を探っていました。相手から答えを求められているようで、問われたことに対して答え(結果)を出すことが多くあり、ついつい「指導」になってしまう場面となっていました。担当者が抱え込まないように「相手に気づきを導く」にはどうすればいいのか、この研修ではこれまでの業務の中で、自分の振り返りができました。
ファシリテーション・グラフィックを活用した講義演習では、事例検討会や会議の場面で活用できる「質問」のスキルということで、「何について(議論の対象)、どのように(議論の構造)話しているか」参加者の認識を一致させるために、発言を記録・図式化したものになります。グループワークの実践では、事例をもとに7分間で、どの部分を相手に伝え、まとめていくのか、それを「ファシリテーション・グラフィックを活用」し図式化を行いました。私は「ファシリテーション・グラフィック」自体はじめて聞く言葉で、実際に活用する場面などでは、ボードなど進行状況をみえる形によって、①話しの流れ・論点がわかりやすくなる。②意見やアイデアが生まれやすくなる。③感情的な論争をさけることができる。など効果みられることがわかりました。演習実践では中々うまくまとめることができず、つい話しの内容をまとめることで精一杯となり、相手(相談者)の顔を見ないでいる自分でした。これではスーパーバイザーとしては機能せず、相談者も「相手は話しを聞いてくれているのか?」と不安になってしまうと感じました。講師の先生からも「何度も実践し、繰り返し行うこと」と助言もいただき、今後の事例検討会や相談業務などにも活かしていきたいと感じました。

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2022年度 スタンダードコーススーパーバイザー養成講座STEP1

■日 時:2022年5月21日(土)
■会 場:北海道札幌市市民活動プラザ星園 オンライン
■参加者:
〇会場参加    会員6名(内認定ケアマネジャーの会会員5名)・非会員3名
〇オンライン参加 会員72名(内認定ケアマネジャーの会会員56名)・非会員14名 

2022年度 スタンダードコーススーパーバイザー養成講座STEP1に参加して
                        北海道札幌市  渡邊裕子
これまでスーパービジョンに関する研修は色々な先生のご講義を拝聴して来ておりました。基本的な機能などは重ねて確認し、頭では理解できているつもりでした。個人的にはバイザー経験が無いのに、スーパーバイズすることに違和感を持っていたため、自身が受けてきた指導者にSVをお願いしたこともありました。
しかし、包括支援センターが行うケアマネ支援では、コンサルテーションが主であり、何かしっくり来ないままでした。
今回、白木先生の研修では、包括としてのポジショニングなども確認することができました。また、先生が実践したケースなど、より具体的な内容で「経験が長いからできているとは限らない。」等は、外部のケアマネさんから相談を受けた時、勝手に期待値を高くしている自分がいることを見抜かれた印象でした。
ロールプレイを通じて何度も「バイジーのいるところから始める。」とのご教示も含め、白木先生のご講義は、その時々の自分の心理状態なのでしょうが、いつも新たな気づきや発見があります。継続し学んでいくことを改めて実感させていただいた、貴重な時間となりました。
明日からの自分に早速活かしていこうと思います。ありがとうございました。

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2021年度 学会発表準備講座

■日 時:2022年2月23日(土)
■参加者:会員46名(内認定ケアマネジャーの会 37名)・非会員6名

学会発表準備講座を受講して
                 神奈川県 認定ケアマネジャー 宮田雅子

講座受講にあたり、事前に「抄録発表をお願いします。」とお声かけいただいた事は、学会支援塾を受講したものの、抄録をまとめる事ができないまま焦っている私に、「頑張れ」とエールを送っていただいているような気がして、とにかくやってみようと決心する事ができました。実際、発表は緊張しましたし、独りよがりの抄録であった事がよくわかり恥ずかしい限りでしたが、心強いサポートとアドバイスをいただいた事で、あいまいだった焦点が少しずつはっきりし、研究発表についても「やっぱり挑戦しよう」という前向きな気持ちを持つ事ができました。
また、他の受講生の方々の発表、質疑応答、先生方からのアドバイスを伺う事で、自分では気がつかない視点を学ぶ事ができた上に、オンライン画面を通して研究発表に挑む仲間が各地にたくさんいるのだと実感した事で、この講座を受講して良かった、次の研究発表へ繋げようと思いました。

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2021年度 居宅介護支援事業所管理者のための指導者研修 part2

■日 時:2月28日(土)
■参加者: 82名

「居宅介護支援事業所管理者養成セミナーPart2」に参加して     
              山口県 認定ケアマネ 田久保 好美

 主任介護支援専門員であり、事業所の管理者であることで、期待される仕事は非常に多岐に渡っており、それらを自分がどの程度こなせているのか、今後何に重きを置いて学んでいけば良いのか…迷いが生じていた時期だったので、今回の研修はとてもいい経験になりました。各先生方の講義では、事業所の仕組みづくり・経営的視点・役割等、管理者が行うべきことを詳細にお示しいただき、自事業所で今現在不十分な事、今後取り組まなければならないことが整理・分析できました。また、全国から参加している管理者仲間が、みんな同じように悩み、迷いながらも頑張っていることがわかり、情報を共有し、困難を感じていることに共感してもらうことで、これからも努力を続けていくための力をもらえたと思います。コロナ禍でのコミュニケーション不足が本日のチームの課題でも出ましたが、こんな時期だからこそ、人と人が話し、繋がり、共に進んでいく事が大切だと実感した一日でした。貴重な学びをありがとうございました。

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2021年度 実務研修受入れのための指導者研修

■日 時:2021年2月20日(日) 
■参加者:39名  会員 33名(内認定ケアマネジャーの会会員 25名) 非会員 6名

「実務研修の実習受け入れの心構えと実践的な技術指導について」を受講して     
                     徳島県 認定ケアマネジャー 橋本 美香

当事業所は昨年春より主任介護支援専門員3名体制となり、特定事業所加算を算定1年生になりました。今年度、実務研修における実習生を初めて受けるにあたり事業所内でも何が必要であるのかについて議論をし、緊張感を持って発展的に準備を進めていたところでした。しかし徳島県内において新型コロナ感染拡大に伴ない、実習については当面中止となり代替え演習を行うこととなり、今年度は受け入れなしという寂しい結果となりました。  発展的に準備を進めるなかで我流ではない基礎となる体制作りがまだまだできていない事を改めて感じたため、来年度に向けて今回の研修を受講することにしました。
今回の研修を受講するなかで、実習生を受け入れるための事前準備がまったくできていなかった事を痛感し今年度の実習中止は事業所にとっても指導者である自分にとっても良い結果になったのではないかと反省する気持ちが強くなりながら今回の研修が終了しました。
白木先生の講義および演習を終えて事前準備には、主任介護支援専門員の実践を言語化するスキルの再確認、オリエンテーションには何を説明すべきなのか、その他ケアマネジメントプロセスの言語化そして説明力、どんな状況を見学して頂き、その内容についてわかりやすく意図をもって説明できるかなど、受け入れるための基盤となる骨組みもまだできていなかったことに改めて気づきました。
そして自分が受講生の立場であればの目線で改めて考えながら見学実習であるため、サポーティブな態度で主任介護支援専門員として、なぜこうしたのかについて根拠を持って説明できる力をこれからもつけていく必要性があると感じ、具体的な目標設定もできました。その目標に向けていつまでに何をすべきかの期間を決め、来年度の受け入れまでに自分自身も自己研鑽し、そして事業所の仲間も巻き込んで、一緒に成長していきたいと思います。

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ミドルコーススーパーバイザー養成講座STEP4

■日 時:2022年1月23日(日) 10:00~16:30
■参加者:認定ケアマネジャーの会会員 30名

「2021年度ミドルコーススーパーバイザー養成講座STEP4」を受講して~
                    愛知県 認定ケアマネジャー 中西ひとみ

今回の研修には、バイジー、バイザー希望で参加申し込みしました。
久しぶりの東京会場での参加を楽しみにしておりましたが、急速な感染拡大により、急遽私はリモート参加に変更。バイジー体験をすることになりました。
 提出事例「利用者の夫(要支援2)との関係構築に悩んでいるケース」に対し、利用者を中心にケースを見るだけではなく、キーパーソンの夫にも「一人の利用者」として向き合い、視点を変えて相手を見ることが関係性を再構築できるのではないか。とバイジーが前向きになれた事例でした。
 しかし自分がスーパーバイズを受けてみると、事例同様に、私自身が目の前にいるバイジーだけを見ており、バイジーの周りにある人間関係や、バイジーの向こうにいる利用者についての影響などまでは考えが及ばず、配慮に欠けていることに気づきを与えられました。
 ケアマネジャーの思考を変えることは、支援そのものに対する影響がでることになる。
バイジーの職場環境にも問題が波及することもある。地域課題に発展する問題にもなる。
スーパーバイズとは、広い視野で物事をとらえ、深い思考とバイザーとしての発言に責任を持つ必要があることを再認識することができました。
 今回学んだことを胸に刻み、今後に生かすことができるようにするためにも、私の課題である語彙力を高め、相手にわかりやすい言葉で伝えられるようになることを目標に、今後も自己研鑽に励みたいと思います。

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STEP4 バイザー・バイジーコース研修を受けて
                       奈良県  木曽 江律子

 1月23日 世間ではコロナ渦真っただ中 奈良でも日に日に感染者が増えており 
研修に参加することを躊躇しながらの参加となりました。
当日は 現地3名 リモート参加1名がスーパービジョン実践報告、逐語録を提出し
それぞれが 俯瞰してそのスーパービジョンを評価するというとてつもない濃い研修でした。「俯瞰する」とは 本来高いところから見下ろすことを言いますが この研修では 同じ高さの目線で バイザーの思い、バイザーの事業所、地域の立ち位置またその向こうにある利用者の様子を見据えて話をする またバイジーがそのバイザーを育てていくためには可能性を信じて待つ大切さを学びました。
最初は 自分がいったい何をやっているのか どのように質問するのが的確かわからないところからスタートしました。人数が少ないこともあり 白木先生には 手取り足取り教えて頂き なるほどなあと  すごく納得して帰途に就きました。
多くの方もそうであるように 長くケアマネをやっていると地元では 重鎮となり 誰もそこおかしいよとは言ってくれません。また 長年自分なりにやってきたことを今更修正しようとはしません。 今回の研修もそうであるように 常に刺激を求めて自己研鑽する必要性を感じた研修でもありました。 
今後 我々に課されている課題は ①根拠に基づいた実践力をつけるためにはどのように指導していけばよいのか ②人材育成が出来る力つけるには 信じて育てていく忍耐力
③自事業所だけではなく地域のケアマネの人材育成を通じて社会貢献するには 等々ある
今回受けた研修が 自分自身の仕事の振り返りを行い まわりのケアマネを巻き込んでより高みを目指す意識づけになったように思います。
最後に 当日 ご準備頂いた諸先生方及び事務局に感謝いたします。

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2021年度ミドルコーススーパーバイザー養成講座STEP4の研修を受けた感想  
                    認定ケアマネジャー 水下明美

今回は、スーパーバイザー役をしました。
スーパーバイザーは、行き当たりばったりではなく、見立てや構成を考え、全体を見ることが大切です。事例の本人・家族の力を考えることを忘れてはいけないのは勿論ですが、同時に、事例に入り込むのではなく、事例を通じてバイザーの力に焦点を当てて考えていく事、パラレルな関係があることを忘れないよう心して臨みました。
ZOOMとはいえ、多くの参加者に観察されてのスーパービジョンは、とても緊張しましたが、実際にスーバービジョンを行っていると、バイジーの言葉から、ミクロの事例の中にも、事業所や地域課題、すなわちメゾやマクロの課題も含まれているのだと、実感できる場面がありました。そして、白木先生の解説から、自分の課題や内省点も見えてきました。これは実際に体験してみないと分からない事です。スーパービジョンの質を高めるには、経験を重ねていく事が必要です。とても貴重な体験となりました。ありがとうございました。

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2021年度ミドルコーススーパーバイザー養成講座【特別編】逐語禄のスポット研
修を受講して
             岐阜県 認定ケアマネジャー 野中康代
 
 今回受講した動機は地域でスーパービジョンが広がり主任ケアマネジャーとし
てバイザーの立ち位置を求められる機会が増えたこと、また当法人に新人ケアマ
ネジャーが一度に二名入職し管理者として新人育成をしていかなくてはならない
責任の重さを感じ、まず基本をしっかり学びスーパービジョンを身につけたいと
いう思いで参加させていただきました。
 今まで何度か地域でスーパービジョンを経験しバイジーからは「話を聴いても
らえてよかった」と言う言葉が返ってきていましたが自分としては「果たしてそ
れでよいのだろか?」「スーパービジョンになっているのだろうか?」「バイジー
に気づきを与えることができたのだろか?」とスーパービジョンのあり方に悩ん
でいましたがどのように自分のスーパービジョンを振り返り評価したらよいのか
も分からずにいました。
 この研修でスーパービジョンの場面を逐語に起こすことでバイジーの発言から
管理的・教育的・支持的機能を分析、キーワード、バイジーの発言・表情、そし
てバイジーの変化等を逐語記録を通じ読み取る体験をしたことで今まで自分が行
ってきたスーパービジョンは3つの機能を意識すらしておらず「バイジーに焦点
をあてる」と頭では理解していたつもりでも事例の解決に過ぎなかったこと気づ
き、何事においても基本を忘れず自らを振り返る事が成長につながると再認識し
ました。
 白木先生のご講義、グループの皆さんのアドバイスによりスーパービジョンの
理解が深まり大きな学びを得ることができました。
 学会の研修はレベルが高く未熟な自分にはついていくのがやっとです。でも逃
げずにより多くのことを吸収しその学びを現場に反映していきたいと思います。
学びの場を与えていただけることに感謝しております。

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2021年度 学会発表支援塾実践編3

■日 時:2021年12月4日(土)10:30~16:30
■参加者:会員 39名(内認定ケアマネジャーの会会員 33名)・ 非会員 2名

2021年度学会発表支援塾 実践編(3)を受講して  
                   照屋伊津子(恵泉シオン居宅介護支援事業所)

受講の動機は1,沖縄県の北部地区の辺鄙な地域でケアマネをしていると 時代の波に取り残され、AIによるプラン作成も開始される時代に 今後やっていけるのか希望を見つけたかった 2,高齢化率33%の地域で行う居宅介護支援を理解してもらいたかった。3,事例の裏にある「飲酒で身を持ち崩した方の多い地域の抱える悩み」ケアプランには出てこない部分をわかってほしかった。何とかしたい気持ちで取り組んでいると 近所の方からの情報がもらえ、離れた地域に住んでいる妹さんや弟さんが、月に何回かこの地域に帰ってきている事を教えてくれ さらに連絡までしてくれ 区の民生委員も紹介され 公民館でお会いすることができた。これが「ゆいまーる」です。 ご家族に利用者の近況を知らせ、入院時の支援を依頼し快諾をもらえた。ご家族に民生委員が協力を依頼した時「お金は 毎月利用制限設けて共同売店が管理し 現在いくばくかの貯金もあります」共同売店の支援力も成功要因でした。参加することで3つの動機は解決しました。又焦点を合わすことの大切さも学びました。今後 皆さんの支援を受けながら焦点を絞り 進めていきたいです。

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2021年度 学会発表支援塾 実践編2

■日 時:2021年10月30日(土) 10:30~16:30
■参加者:会員:44名(内認定ケアマネジャーの会会員 36名) 非会員:2名

学会発表支援塾への参加についての感想
                    

                  宮城県 認定ケアマネジャー 齊藤栄樹
ソーシャルワーカーの職にいた頃から度々耳にする「実践と学問との乖離」、「質の向上と後発の育成ができうる専門性の確保」について、自分のこととして向き合って実践の場面で取り組んできた。理論などの先行的な知見を意識してケースに向き合えば、それらの知識が後ろを支えてくれるような安心感を覚えることがある。しかし、自らの実践がほかの専門職を後押しができるような知識となるようにまとめ上げるのは大変ハードルが高いことと感じてきた。
今回、学会発表支援塾に申し込んだ動機は上記の責務に加え、私の力を高めてくれた事例の中の本人をこのまま忘れて行くのではなく、感謝の想いも込めて整理し、形として残したいと考えたからだ。このような想いを抱えて取り組んでいるのは私だけだろうと思って参加したが、予想外にグループのメンバーそれぞれが同じような想いを抱えてきているのだと感じた。
講義で知識を補充し、そしてグループでワークを重ねるごとに、全体をくまなく伝えたいという事例発表となっていたり、自分の一方的な想いで、客観性を担保できていないまとめ方になっていたりしていることに何度も気づかされた。臨床家であるから想いが強すぎてそうなりがちであるし、逆に臨床家でないと分かり得ない視点が抜けていしまっていることにがっかりしたこともあった。
支援塾はそのような受講生の悩みはお見通しで、安心して失敗してよい雰囲気であること、経験豊かなファシリテーターによる、自分で手直しが可能となる言葉がけがあるから、諦めず居続けられる場となっている。勉強不足が事例本人や共に支援した関係者に残念に思われないように、後発に光を与えられるような研究ができればと思っている。

2021.11.23

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■日 時:2021年10月17日(日)
■参加者:認定ケアマネジャーの会 20名

ミドルコーススーパーバイザー養成講座STEP3を受講して

                   高知県 認定ケアマネジャー 和田 京美

 ミドル3bの研修に参加し、多くの気づきや学びを得ることができました。
今回、機会を得て指導事例の司会を担当させていただきました。スーパービジョンは、質問と応答の会話の循環の中で実施されるため、その中で司会がある課題に意識が集中してしまうと参加者の意識もそこに集中してしまうということを学びました。また、司会はいくつか出て来る事象から、想定される課題を、頭の中で抽出した上で、スーパービジョンの実践の中で、参加者とともに仮説の検証を行う俯瞰的な態度とケアマネジメントの広い視野が必要であることに気付くことができました。日頃は、いかに直感に頼って実践しているのかを振り返ることができました。
これからも奢ることなく、未熟さに向き合いながら精進して参りたいと思います。
ご指導いただいた白木先生、事例提供者、参加者の皆さんに感謝いたします。ありがとうございました。

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