■日 時:2023年7月8日(土) 10:30~16:00
■参加者:認定ケアマネジャーの会会員23名
ミドルコーススーパーバイザー養成講座STEP1を受講して
岐阜県 認定ケアマネジャー 坂口まゆみ
私は、令和3年度に2回目の主任介護支援専門員更新研修を受講しました。その中で、私が今、主任介護支援専門員として地域の中で何をすればいいのかを探り、具体的な活動計画を立てることができました。その一つに、地域の主任介護支援専門員に働きかけて一緒にスーパービジョンを学び実践する機会を増やすことを目標とし、現在活動をしています。地域にスーパービジョンを根付かせるために、スーパービジョンを繰り返し学び、それを伝え、スーパーバイザーの実践力を伸ばしたいと思いこの研修に参加しました。
研修の前半は、白澤先生のご講義で、「ケアマネジメントの本質」を4つの視点から先生の研究とともにお話しを受けました。ケアマネジメントでの自立支援の意味は何か、また、問題解決のためだけのサービス提供やただサービスをコーディネートする機能だけのケアマネジメントになっていないかと問われました。自分のケースを思い浮かべ、先生の問いを自分の中で問いました。利用者一人一人の強みをとらえているのか、本当の思いを語ってもらえているのだろうかと自分のケアマネジメントを振り返り考えることができました。
また、利用者の自立支援を支えるにあたり、利用者の身近にいる家族の自立を支える支援も必要であると考えることができました。
そのうえで、主任介護支援専門員として、職場や地域の介護支援専門員を指導するにあたり、この視点をもって指導していく役割があることも再認識しました。
後半は、野村先生から「個別スーパービジョンの理論と実際」について、スーパービジョン場面の動画とともにお話を受けました。講義を聴講するだけでなく、スーパービジョンの動画を見て、段階ごとに3回の演習がありグループワークもあり全員参加型の研修でした。日頃、スーパービジョン場面を客観的に見る機会はなくとても新鮮でした。野村先生の「バイジーのすべてを受け止めますよ」という雰囲気が伝わり、スーパービジョン環境や言葉の投げかけ方がいかに重要なのかを学びました。
野村先生の講義の終わりに、「初回面接時のクライアントの思い」という詩を聴きました。この詩を聴くたびに、心打たれ初心に帰る気持ちになります。
実践者にとって学びの機会は常に必要だと思っています。ステップアップしながら学び続けられる機会をいただけることに感謝いたします。
また、受講後の感想を提示することで、自分の受講目的の再確認、また、実践や学びの振り返りをすることができました。この機会をいただいたことにも感謝いたします。
ありがとうございました。