2024年度 主任ケアマネジャーブラッシュアップ研修2

■日 時:2024年12月8日(日) 10:30~16:30
■会 場:全国家電会館(湯島)・オンライン
■参加者:会場:認定ケアマネジャーの会会員11名 
    オンライン:会員32名(内認定ケアマネジャーの会会員26名)・非会員2名

2024年度 主任ケアマネジャー ブラッシュアップ研修講座2

「多様な地域と場において、回想の力を日々の実践に活かす」を受講して

                  東京都 認定ケアマネジャー 青木 香穂里

 野村豊子先生とのご縁は10年前になります。数年に渡りスーパービジョンを教えていただく機会に恵まれました。その中で回想法とライフレヴューに興味を持ち始めました。先生の「ライフレヴュー入門 治療的な聴き手となるために」は私の心に深く沁み入りました。語り手が過去と現在を受け入れ、未来へと向かう過程に「半歩下がって」同行する聴き手の存在。『よき聴き手とはどのようなことなのだろう』これが私の生涯学習のテーマとなりました。
 研修受講は昨年に引き続き2回目です。今回も会場参加を希望しました。「戻って行きたいところに戻って行けるのが回想法。」「その頃を振り返って、ふっと違う自分に気づき、違う考え方が出来るかもしれない。それが人生を生きて行くということかもしれない。」「人は思いを変えることが出来る。」「高齢者の知恵と共感の力は創造性のもと。自らの時の中で、生と死に向かい合い、今を創造的に暮らしておられる。」先生のお話からあらためて高齢者ケアの視点を学び直しました。
 また、聴き手としての留意点では「声にもならない思い」に触れられ、「聴き手は、語り手の言語、準言語、非言語、その方の価値観に寄り添えるか。時のつながりを想像できるか。どこまで共感できるか。」と教えていただきました。学べば学ぶほど『よき聴き手』になることの難しさと奥深さを感じずにはいられません。
 「人の心に応える仕事が出来るのは幸せだよ。」と、職人の父に教わりながら私は育ちました。その意味を考えながら何十年。まだまだ答えを探している毎日です。この度の気づき、先生のお言葉をひとつひとつかみしめながら、また一歩前に進んで行きたいと思います。
 多様な地域と場において、回想の力を日々の実践に活かして行けるようになるには、継続的な学びが必要です。次回も回想法・ライフレヴューの研修企画があることを楽しみにしております。野村豊子先生どうもありがとうございました。

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