平成30年度 学会発表支援塾入門編 (北九州会場)

■日 時:平成30年6月2日(土) 10:30~16:30
■会 場:アシスト21(北九州)
■参加者:会員36名 非会員2名

平成30年度「学会発表支援塾」研修会(入門編)を受講して

                    仲津高齢者相談支援センター 岡本 しのぶ

事例研究と言われると、まず何について研究をすれば良いのか、どのように研究を進めていけば良いのか、また限られた文字数の抄録をどのように分かりやすくまとめ、人に伝えることが出来るのだろうかと思い研修に参加させて頂きました。事例研究の考え方や方法など、盛りだくさんの内容でしたが、とても分かりやすかったです。
演習では、事例の中に隠れている「実践研究発表」に値するものは何なのか、また「この事例から学べること」を的確に表した「タイトル」を考えるワークなど行ったが、事例の考察や事例を簡潔に表現することはとても難しかったです。事例発表が上手くなりたいなら、たくさん事例研究を聞き、たくさん発表することだ!と言うことで、これから、事例研究を聞く機会を作ると共に、事例発表出来るように学会発表支援塾にて学んで行きたいと思います。

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ミドルコース スーパーバイザー養成講座 STEP1・STEP2

■日時・会場:
STEP1・・平成29年11月26日(日) 桜美林大学大学院 四谷キャンパス
STEP2・・平成30年1月20非(土) 東京左官工業協同組合
参加者:STEP1 スタンダードコーススーパーバイザー養成講座修了者 89名 
    STEP2 ミドルコースSTEP1修了者 27名 

ミドルコーススーパーバイザー養成講座 Step1Step2を受講して

在宅支援リハビリテーションセンター銀屋
                      居宅介護支援事業所 清田あづみ

ミドルコースの受講は、根拠に基づいた実践ができているのか、事業所内だけでなく地域の人材育成にスーパービジョンの実践から関わることができないかと考えていたことがきっかけでした。
一昨年より法定研修の演習指導者として関わっていますが、講師や指導者の力量は様々で受講者の理解レベルにも差が生じているのが現状ではないかと疑問を感じていました。
法定研修の担い手として、また地域の介護支援専門員の人材育成において私自身のスキルアップが必要だと実感し早々に受講の申し込みを行いました。
Step1の日本福祉大学大学院 野村豊子先生の講義では『スーパービジョンは事例検討ではなく、バイザーとバイジーの関係においてバイジーの気づきを促し次のステップアップを促すことを目的とする』ことを再確認し、スーパービジョンの方法や実践上の留意点を学びました。
また吹き出しチェア―観察メモを使った演習ではセルフスーパービジョンという面白い体験をすることができました。

Step2では、日本ケアマネジメント学会 副理事長の白木裕子先生の講義と演習。
演習では、限られた時間の中でライブスーパービジョンのバイジーを体験し、私自身がどこにひっかかりを感じていたのか、なぜそのように考えたのかを振り返る中
で気づくことができ、濃厚な時間を過ごすことができました。

スーパービジョンは何度も何度も繰り返し体験することが必要だと感じました。
まだまだ始まったばかりのミドルコース、私自身のケアマネジメントを振り返り、Step3へと歩みを進めていきたいと思います。

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平成29年度 スーパーバイザー養成講座 STEP1/STEP2

■日 時:STEP1 7月15日(土)  STEP2  8月5日(土)
■会 場:青少年オリンピックセンター(東京)
■参加者:STEP1 会員98名 非会員9名  STEP2 会員97名  非会員9名

平成29年度スーパーバイザー養成講座 STEP1・2を受講して

大泉在宅介護支援センター 杉浦 康

 私は一昨年度に主任ケアマネの資格を取得し、昨年の4月より地域包括支援センターで主任ケアマネとしての仕事を始めていますがその中で『スーパービジョン』の重要性を認識し自分にその力が足りないことを強く実感しました。
 『スーパービジョン』を学びたいと思い、いろいろと調べている内に日本ケアマネジメント学会のホームページにおいてスーパーバイザー養成講座が行われていることを知りました。しかし研修はすでに終わっており、来年度は必ず申し込む!と誓い今年度無事に受講することが出来ました。
 STEP1では『スーパービジョンの重要性とその実際』がテーマでした。講義でスーパービジョンの重要性とその実際を学んだ後に3人グループになり演習を行いました。一つの事例をバイザー役、バイジー役、観察者をそれぞれ演じることで様々な気づきがありました。グループワークでメンバーの気づきも共有することでバイザーとしての姿勢、配慮すべき点を多角的に学べました。
 STEP2では『ファシリテーションを理解する』がテーマとなりSTEP1と同じグループメンバーで行われました。STEP1で顔を合わせていることもありより打ち解けてグループワークも進行されました。私は初めファシリテーションがなぜスーパービジョンと関係があるのだろうと思っていましたが、講義を聞いていくうちにその答えはでました。
グループワークでは各自の事例を基にファシリテーショングラフィックを行ってみるといった内容でした。私自身は皆のいい部分を取り入れいようとしすぎたために最後にはよくわからない物が出来上がってしまったのですが他のメンバーの方たちは進めるほどにわかりやすい物が出来上がっていました。このファシリテーショングラフィックは技術であると学んだので今後は会議などで意識して実践してみることでその向上につなげていけると思います。
 STEP3も参加予定です。今からどういった研修が受講できるのか楽しみです。研修受講後は研修を受けたことで満足せずに実践の場で活用できるように学んだことを意識して取り組んでいきたいです。

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平成29年度 主任介護支援専門員緊急セミナー

■日 時:平成29年4月15日(土)10:30~16:00
■会 場:東医健保会館(東京信濃町)
■参加者:会員103名 ・ 非会員:33名

「実務研修の実習受け入れの心構えと実践的な技術指導について」の研修に参加して

             社会福祉法人 育秀会 育秀苑指定居宅介護支援事業所
                                 山口 純子

2月後半に実務研修実習生を1名受け入れ、ほっとしながらも、これで良かったのかと悶々とした日々を送っていました。3月上旬、永沼理事より緊急企画セミナー「実務研修の実習受け入れの心構えと実践的な技術指導について」の研修が開催されることを聞き、「わあ、やったー、こういう研修が欲しかった!」早速知り合いに情報を拡散しました。
 
研修当日は、遠方からの参加者も多数いらして会場は満席。皆さん同じ思いでいるんだと少し安堵しながらも、実務を担う不安感と研修に対する期待が膨らむ中で受講させていただきました。
まず実務研修の目的である「利用者の自立支援に資するケアマネジメントに関する必要な知識・技術を修得し多職種協働を実践できる介護支援専門員の養成を図ること」であることを再確認しました。いつもの状態を見せる事ではなく、我流でもない、基本を見せる事。実習生は真っ白な状態であり、実習指導者である私達の見せ方・伝え方で実習生の今後が決まる。大袈裟ではなく責任の重大さを痛感します。
実際、実習生はもっと不安のなか実習に来られるだろ。実習は事業所として受けて組織として対応する、それゆえ事業所内の雰囲気も大切であること等々分かっているつもりだった。今回研修を受け、実習を受け入れる事業所としての対応、実習指導者の選定、実習を担う主任介護支援専門員の実務、実習対象事例の選定、主任ケアマネジャーとしての心構え、力量・言語化・高齢者と要介護高齢の理解違い、目的を達成できる事例を選定する事など多くを学び、自分自身も基本に返り実習生の目線に立つこと、まさに目からうろこでした。
演習のワークシートではオリエンテーション・インテーク・アセスメント・担当者会議・モニタリングの意義目的、実施時の配慮についてケアマネジャーとして行うべき事項を、個人ワーク後グループワークで話し合いました。演習を受けたことで、他者との違いに目を向けることができ、自分自身で理解していたことの再認識、自分では漏れていたことの気づきができました。受講するまで不安だった我流も解消され、5月の実習生受け入れ時には基本を大切に、一連のケアマネジメントプロセスを経験していただき、修得していただけるように、研修で学んだことに留意して実践していこうと思っています。

特定事象所加算取得事業所の地域への貢献が期待されている中、主任介護支援専門員の担う役割について再確認し、日々の振り返りを忘れずに研修で学んだことを活用していきたいと思います。ありがとうございました。

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平成28年度 学会発表支援塾 入門編 

■日 時:平成28年9月4日(土)
■会 場:ATCエイジレスセンター(大阪)
■参加者:会員 55名 ・ 非会員 5名

「学会発表支援塾」研修会入門編に参加して

           医療法人中野会
           LA・LA・LA居宅介護支援事業所 澤田 恵里

 きっかけは、「次の日本ケアマネジメント学会の開催場所は名古屋。私にできることは何だろう。そうだ、学会に入ったんだから、発表しちゃおう!」その勢いだけで参加を申し込みました。
 学会発表の方法や事例のまとめ方の知識はありませんでしたが、この研修を受けて少しずつどうしたらいいかが分かり始めました。事例を通しての講義で日々の実践をまとめる方法を学びました。またグループワークでは相談したり、意見を出し合ったり、様々な考えを知ることができて面白かったです。「これなら、私も発表できるかも?」とそんな気持ちになりました。この後の実践編もとても楽しみです。

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28年度 スーパーバイザー養成講座STEP3

スーパーバイザー養成講座を受講して
 
■:日 時:平成28年11月5日(土)10:00~16:30
■:会 場:東医健保会館(東京信濃町)
■:参加者:会員 74名 ・ 非会員 12名

スーパーバイザー養成講座を受講して

                金沢地域包括支援センター えきにしほんまち
                                奥出 聡美

 昨年初めて認定ケアマネジャーの試験を受けたとき、自分の事例に興味を持って聞いてくれる試験官の質問が心地よく、今まで体験してきた事例検討会と何が違うのかを知りたいと思い、初めてスーパービジョン養成講座を受講しましたが、目からうろこの貴重な体験となりました。
 step1の講義でスーパービジョンの基本を学び、バイザーが根拠を持って質問することでバイジーが気づきを感じることや、主観的視点・客観的視点を意識的に区別して情報を整理すると、事例の全体像を把握しやすくなり、見立てる力を身につけることができると学びました。
 step2ではバイジーが持っている本人像や生活歴、社会資源などの情報を可視化することで、事例の課題に焦点を当てることができ、より必要な情報が何かを明白にすることができました。
 これらの経験を受け、step3では実際に私の事例を提供し、事例の言語化を体験しました。受講者からの質問に対し、自分として理解して伝えているつもりでしたが、主観的視点と客観的視点が区別できていず、整理して情報を伝えていなかったのだと気づきました。また、私がなぜこの事例を提供したかという根本的な課題を掘り下げていくことにより、自分の専門性について十分に説明ができていないことを指摘され、それは社会的地位ある家族に対し自分が臆しているという、私の潜在的な感情があると気づかされました。自分が関わっていた事例の困難さは相手にあるのではなく、自分の中にあったのです。
 このように、実際に可視化や言語化することで情報を共有し、根拠ある質問をもらうことで新しい気づきがうまれることを体験させていただきました。私の事例を選んでいただきました先生方に感謝し、多くの意見をいただきました受講者の皆様に感謝いたします。ありがとうございました。

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28年度 スーパーバイザー養成講座STEP2

■日 時:平成28年10月22日(土) 10:00~16:30
■会 場:東医健保会館(東京信濃町) 
■参加者:103名 (会員:92名  非会員:11名)

平成28年度スーパーバイザー養成講座 STEP2を受講して

                   老援団幸町居宅介護支援事業所 峰岸康一

 認定ケアマネジャーに合格して、早7年。独立型居宅介護支援事業所を開業して4年。これまで座学の研修のみに参加していた私が、スーパーバイザー養成講座に参加した理由は、認定ケアマネジャーと名乗るだけの力を持たなければ、ケアマネジャーとして自分自身が不安で、それは相手に伝わってしまうと考えたからです。事業所内でのSVには程遠い指導や指示になっている現状から一歩踏み出すために。

 STEP2の午後からのグループ事例の司会を任ぜられた時点から終了するまでの記憶が、途切れ途切れとなってしまうほど緊張してしまいました。普段はホワイトボードやA4用紙にジェノグラムとエコマップを聞き取り書きながら、キーワードを見つける作業を行っているにも関わらず、ほぼ何もできず消化不良のままに終わってしまいました。何故あのような結果となってしまったのか原因を考えてみました。第1に約100名の受講者という大人数の前で話すという場に慣れていない。これは数をこなし、場慣れをするほかないと思われます。第2に事例提出者の経験年数、基礎資格、所属、特徴、地域特性等を把握できていないままSVに入ってしまいました。事例提出者というフィルターを通して事例を理解するため、事例提出者の発言が客観的事実であるのか、主観が混在しているのかを区別し、事例を明らかにするための情報を受講者とともに把握することが必要と考えました。さらに、事例提出者が事例を担当するまでの経緯も確認するも重要な手順と考えました。第3に事例のテーマと提出理由に焦点を当てなければ、SV自体がぼやけてしまいます。1問1答の内容がズレてしまっている場合に司会が、事例提出者の提出理由、課題と考えている内容の再確認を行い、方向修正をその都度行わなければならなりません。また1問1答の中途で板書内容を要約し、課題に対する焦点化を行い、より事例を深める1問1答につなげる役割も必要です。その際に事例に登場する本人や、家族等の情報をそれぞれ掘り下げことができる根拠のある関連した1問1答へ、司会が進行しなければなりません。最後に事例提出者が明日から取り組むことが、できる具体策を提案することができれば、達成感を得られると考えました。

 しかし、頭で考えることを実行するには、1段づつステップアップするために、失敗を恐れず実践を繰り返すことが必要なことだという思いに至り、実行することにします。

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28年度スーパーバイザー養成講座STEP2

■日 時:平成28年10月15日(土)
■会 場:大阪市立大学 文化交流センター
■参加者:会員:75名  非会員:22名

2016年度スーパーバイザー養成講座 step2を受講して

               尼崎市社会福祉協議会 居宅介護支援事業所
                                益永 昌代

 何ができたらスーパーバイザーなんだろう、どんなことをしていけばいいのだろう。主任介護支援専門員研修を受けてから、色々な場面でスーパービジョン、スーパーバイザーという言葉を聞きながら、何をどうしてよいか漠然としていて、研修の機会があればと思っていた時、今回スーパーバイザー養成講座の募集を見つけ受講させていただきました。
 Step2ではそれぞれの事例をグループで発表しA3用紙にまとめ人にわかるような記録をとれるよう演習を行っていきましたが、話に集中すると書くことがおろそかになり、書くことに集中するとあっという間に話が進んでいく、話の筋を押さえ要約しさらにわかりやすく書くことがいかに大変か身に染みて感じました。その中でも自分なりの書き方、わかりやすさを考えた配置など回数を重ねると慣れてきて少しコツをつかめたようなきになり、数をこなすことも重要なことを実感しました。
 午後からはまずグループで事例提供者としてさらに事例について検討していただき、その後はなんと全体の事例として提供することとなりました。
 この事例は2年ほど前に他のところでも検討していただいたことがありました。その時はかかわって半年ほどで不安の聞き取り、距離の取り方を考えながら今のスタンスでの関わりを続けていくという結果だったように思います。
統合失調症と診断され、脳出血後遺症による麻痺を訴え、まだ若くできていることもたくさんあるのに、何もできない、わからないを繰り返し58歳でサービス付き高齢者住宅に入居し不安を常に訴えています。自分のことを客観的に判断できている部分もあり、本人が自分のことを受容できれば生活が変わるのにどうアプローチするのか手詰まりな状態でした。
今回皆さんからの質問をいただき、白木先生から事例の問題点をあぶりだしていただき、彼の自己決定をする機会を関係者みんなで奪ってしまっていた状態であること、統合失調症と言われているのに、服薬など医療的な面への目が向けられていなかったことがはっきりしました。そこで適切な治療と服薬管理を行ったうえで、本人の自己決定を手当てし生活を再建していくことを高齢者介護以外の人材に参加してもらいながら行っていくという方向性が定まりました。
前回の検討とはまた違う結果ですが、今の段階での自分の役割を見つけることができたように思い、改めて事例検討をしていただき素晴らしいバイジー体験をさせていただけたことに感謝いたします。

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平成28年度 スーパーバイザー養成講座STEP1 大阪会場

■日 時:平成28年7月23日
■会 場:大阪私学会館
■参加者:会員 73名(内認定ケアマネジャー52名)・非会員 22名

2016年度 スーパーバイザー養成講座STEP1を受けて

                指定居宅介護支援事業所はーとぴあ  岩佐 郁紀子

2014年度にはじめてスーパーバイザー養成講座を受け、衝撃的だったのを覚えています。事例検討に出てくる当事者を実際には知らないのに、テンポよく一問一答が繰り返されていくなかで、本人・家族の思い、生活課題やその背景、バイジーと利用者や家族とのやりとりがどんどん見えてくる面白さをはじめて経験したのです。これをきっかけに、日本ケアマネジメント学会に入会させていただき、認定ケアマネジャーを目指すことになりました。
一昨年受講したこともあり、自分にすりこまれている思考の癖や傾向を再確認すること、SVの技術と能力をさらに身につけることを目的に、繰り返し訓練のつもりで受講しましたが、自分の未熟さを痛感する機会となりました。
「バイジーの後ろにある事例、バイジーというフィルターを通した事例をみる視点・事例展開する能力が必要である。」という白木先生の言葉にハッとさせられ、事例展開が面白いというレベルでとまっている自分に気づいたのです。また、具体的な支援内容を考えるための質問に集中し、バイジーが求めていた「本人の望む在宅生活とは何なのか?」「本人らしい生活の支援の実現に向けてケアマネジャーとしての役割を検討してほしい」という事例の肝の部分を意識した質問ができていなかったことも大きな気づきでした。
講師の先生の言葉だけではなく、受講生のみなさんの質問やGWのメンバーの意見を聞くだけでも、たくさんの気づきを得ることができました。いろんな質問が出るたび、「はー、なるほどね」という声があちこちから聞こえ、参加された多くの方が、同じように思われていたのではないでしょうか。
一昨年の研修をきっかけに、この学びを職員全員で共有したいという思いで、事業所内で定期的に事例検討を開催することができました。今回の研修後には、地域での事例検討会を実現したいと思っています。

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平成28年度 地域同行型研修講師人材養成研修 大阪会場

■日 時:平成28年4月16日・17日
■会 場:ATCエイジレスセンター
■参加者:認定ケアマネジャースーパーバイザー養成講座修了者31名 

「地域同行型研修」講師人材養成研修を受講してみて

                   広島市井口台・井口地域包括支援センター
                                   油野初音

私は、地域包括支援センターのセンター長、保健師(昨年9月までは主任介護支援専門員)の任で仕事をしています。地域包括は次々と事業や相談が増え、専門職は経験やスキルもまちまちで、人材の育成をするためには自分自身の力量が問われ、毎日、葛藤と自己研鑽の繰り返しです。そんな中での研修参加だったため、地域における人材育成や主任介護支援専門員の役割についての課題は列記したものの、地域同行型でケアマネの質の向上を図るのは時間もかかるし、目の前の業務に追われる日々では、現実的に無理だと思っていました。その反面、実際は忙しいと言いながら、事例検討会やスーパーバイザーの研修に参加して同じケアマネの仲間と一緒に学ぶ楽しさを味わっているのです。今回この研修に参加してみて改めて、人材育成を担うのは、この研修を受講した私達主任ケアマネの役割だと思いました。更新研修受講するだけでは介護支援専門員スキルアップは難しいし、スーパービジョンの機会がなかったら、自分の癖も偏ったケアマネジメントにも気づかないまま「良い、悪い」と区別してしまい、介護支援専門員全体の質の向上には繋がらないと思います。
「地域同行型研修」講師人材養成研修はすでに、モデルとして実施されており、実績も効果もだされている事で、全国各自治体が取り入れて実践されているのを聞くと、用意された運営マニュアルに沿って検討実施していく事が早道のように思いました。残念ながら、我が市では、実情の収集や課題がまだ整理されておらず、同行型研修を具体的に周知されていません。これまでにこの研修に参加している主任介護支援専門員と話し合い、行政、介護支援専門員協会等の理解をえることや準備に向けた打ち合わせをする場を設けていくことから始めていきたいと思ってます。

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