28年度 スーパーバイザー養成講座STEP2

■日 時:平成28年10月22日(土) 10:00~16:30
■会 場:東医健保会館(東京信濃町) 
■参加者:103名 (会員:92名  非会員:11名)

平成28年度スーパーバイザー養成講座 STEP2を受講して

                   老援団幸町居宅介護支援事業所 峰岸康一

 認定ケアマネジャーに合格して、早7年。独立型居宅介護支援事業所を開業して4年。これまで座学の研修のみに参加していた私が、スーパーバイザー養成講座に参加した理由は、認定ケアマネジャーと名乗るだけの力を持たなければ、ケアマネジャーとして自分自身が不安で、それは相手に伝わってしまうと考えたからです。事業所内でのSVには程遠い指導や指示になっている現状から一歩踏み出すために。

 STEP2の午後からのグループ事例の司会を任ぜられた時点から終了するまでの記憶が、途切れ途切れとなってしまうほど緊張してしまいました。普段はホワイトボードやA4用紙にジェノグラムとエコマップを聞き取り書きながら、キーワードを見つける作業を行っているにも関わらず、ほぼ何もできず消化不良のままに終わってしまいました。何故あのような結果となってしまったのか原因を考えてみました。第1に約100名の受講者という大人数の前で話すという場に慣れていない。これは数をこなし、場慣れをするほかないと思われます。第2に事例提出者の経験年数、基礎資格、所属、特徴、地域特性等を把握できていないままSVに入ってしまいました。事例提出者というフィルターを通して事例を理解するため、事例提出者の発言が客観的事実であるのか、主観が混在しているのかを区別し、事例を明らかにするための情報を受講者とともに把握することが必要と考えました。さらに、事例提出者が事例を担当するまでの経緯も確認するも重要な手順と考えました。第3に事例のテーマと提出理由に焦点を当てなければ、SV自体がぼやけてしまいます。1問1答の内容がズレてしまっている場合に司会が、事例提出者の提出理由、課題と考えている内容の再確認を行い、方向修正をその都度行わなければならなりません。また1問1答の中途で板書内容を要約し、課題に対する焦点化を行い、より事例を深める1問1答につなげる役割も必要です。その際に事例に登場する本人や、家族等の情報をそれぞれ掘り下げことができる根拠のある関連した1問1答へ、司会が進行しなければなりません。最後に事例提出者が明日から取り組むことが、できる具体策を提案することができれば、達成感を得られると考えました。

 しかし、頭で考えることを実行するには、1段づつステップアップするために、失敗を恐れず実践を繰り返すことが必要なことだという思いに至り、実行することにします。

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