28年度 スーパーバイザー養成講座STEP3

スーパーバイザー養成講座を受講して
 
■:日 時:平成28年11月5日(土)10:00~16:30
■:会 場:東医健保会館(東京信濃町)
■:参加者:会員 74名 ・ 非会員 12名

スーパーバイザー養成講座を受講して

                金沢地域包括支援センター えきにしほんまち
                                奥出 聡美

 昨年初めて認定ケアマネジャーの試験を受けたとき、自分の事例に興味を持って聞いてくれる試験官の質問が心地よく、今まで体験してきた事例検討会と何が違うのかを知りたいと思い、初めてスーパービジョン養成講座を受講しましたが、目からうろこの貴重な体験となりました。
 step1の講義でスーパービジョンの基本を学び、バイザーが根拠を持って質問することでバイジーが気づきを感じることや、主観的視点・客観的視点を意識的に区別して情報を整理すると、事例の全体像を把握しやすくなり、見立てる力を身につけることができると学びました。
 step2ではバイジーが持っている本人像や生活歴、社会資源などの情報を可視化することで、事例の課題に焦点を当てることができ、より必要な情報が何かを明白にすることができました。
 これらの経験を受け、step3では実際に私の事例を提供し、事例の言語化を体験しました。受講者からの質問に対し、自分として理解して伝えているつもりでしたが、主観的視点と客観的視点が区別できていず、整理して情報を伝えていなかったのだと気づきました。また、私がなぜこの事例を提供したかという根本的な課題を掘り下げていくことにより、自分の専門性について十分に説明ができていないことを指摘され、それは社会的地位ある家族に対し自分が臆しているという、私の潜在的な感情があると気づかされました。自分が関わっていた事例の困難さは相手にあるのではなく、自分の中にあったのです。
 このように、実際に可視化や言語化することで情報を共有し、根拠ある質問をもらうことで新しい気づきがうまれることを体験させていただきました。私の事例を選んでいただきました先生方に感謝し、多くの意見をいただきました受講者の皆様に感謝いたします。ありがとうございました。

カテゴリー: 未分類   パーマリンク

コメントを残す