平成28年度 スーパーバイザー養成講座STEP1 大阪会場

■日 時:平成28年7月23日
■会 場:大阪私学会館
■参加者:会員 73名(内認定ケアマネジャー52名)・非会員 22名

2016年度 スーパーバイザー養成講座STEP1を受けて

                指定居宅介護支援事業所はーとぴあ  岩佐 郁紀子

2014年度にはじめてスーパーバイザー養成講座を受け、衝撃的だったのを覚えています。事例検討に出てくる当事者を実際には知らないのに、テンポよく一問一答が繰り返されていくなかで、本人・家族の思い、生活課題やその背景、バイジーと利用者や家族とのやりとりがどんどん見えてくる面白さをはじめて経験したのです。これをきっかけに、日本ケアマネジメント学会に入会させていただき、認定ケアマネジャーを目指すことになりました。
一昨年受講したこともあり、自分にすりこまれている思考の癖や傾向を再確認すること、SVの技術と能力をさらに身につけることを目的に、繰り返し訓練のつもりで受講しましたが、自分の未熟さを痛感する機会となりました。
「バイジーの後ろにある事例、バイジーというフィルターを通した事例をみる視点・事例展開する能力が必要である。」という白木先生の言葉にハッとさせられ、事例展開が面白いというレベルでとまっている自分に気づいたのです。また、具体的な支援内容を考えるための質問に集中し、バイジーが求めていた「本人の望む在宅生活とは何なのか?」「本人らしい生活の支援の実現に向けてケアマネジャーとしての役割を検討してほしい」という事例の肝の部分を意識した質問ができていなかったことも大きな気づきでした。
講師の先生の言葉だけではなく、受講生のみなさんの質問やGWのメンバーの意見を聞くだけでも、たくさんの気づきを得ることができました。いろんな質問が出るたび、「はー、なるほどね」という声があちこちから聞こえ、参加された多くの方が、同じように思われていたのではないでしょうか。
一昨年の研修をきっかけに、この学びを職員全員で共有したいという思いで、事業所内で定期的に事例検討を開催することができました。今回の研修後には、地域での事例検討会を実現したいと思っています。

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