平成28年度 地域同行型研修講師人材養成研修 大阪会場

■日 時:平成28年4月16日・17日
■会 場:ATCエイジレスセンター
■参加者:認定ケアマネジャースーパーバイザー養成講座修了者31名 

「地域同行型研修」講師人材養成研修を受講してみて

                   広島市井口台・井口地域包括支援センター
                                   油野初音

私は、地域包括支援センターのセンター長、保健師(昨年9月までは主任介護支援専門員)の任で仕事をしています。地域包括は次々と事業や相談が増え、専門職は経験やスキルもまちまちで、人材の育成をするためには自分自身の力量が問われ、毎日、葛藤と自己研鑽の繰り返しです。そんな中での研修参加だったため、地域における人材育成や主任介護支援専門員の役割についての課題は列記したものの、地域同行型でケアマネの質の向上を図るのは時間もかかるし、目の前の業務に追われる日々では、現実的に無理だと思っていました。その反面、実際は忙しいと言いながら、事例検討会やスーパーバイザーの研修に参加して同じケアマネの仲間と一緒に学ぶ楽しさを味わっているのです。今回この研修に参加してみて改めて、人材育成を担うのは、この研修を受講した私達主任ケアマネの役割だと思いました。更新研修受講するだけでは介護支援専門員スキルアップは難しいし、スーパービジョンの機会がなかったら、自分の癖も偏ったケアマネジメントにも気づかないまま「良い、悪い」と区別してしまい、介護支援専門員全体の質の向上には繋がらないと思います。
「地域同行型研修」講師人材養成研修はすでに、モデルとして実施されており、実績も効果もだされている事で、全国各自治体が取り入れて実践されているのを聞くと、用意された運営マニュアルに沿って検討実施していく事が早道のように思いました。残念ながら、我が市では、実情の収集や課題がまだ整理されておらず、同行型研修を具体的に周知されていません。これまでにこの研修に参加している主任介護支援専門員と話し合い、行政、介護支援専門員協会等の理解をえることや準備に向けた打ち合わせをする場を設けていくことから始めていきたいと思ってます。

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