第Ⅱ回 ケアマネジメントキャリアアップ講座STEP3

■日 時:平成25年10月19日(土)10:00~
■場 所:東医健保会館(信濃町)
■参加者:会員 44名  非会員 14名

ケアマネジメントキャリアアップ講座STEP1~5を受講して

新潟県新潟市
株式会社はあとふるあたご居宅介護支援センター坂井東
阿部 充子

スーパービジョンの技術の習得と事例検討会を運営する力を養いたいとの目的でこの講座に参加いたしました。
この講座は学会員であるなしに限らず、また、どのステップからでも(単発でも)受講することができたため、私は、第1回(昨年度)ケアマネジメントキャリアアップ講座にてSTEP1.2.4.5を、スケジュールの都合上どうしても参加することができなかったSTEP3をこの度の第2回(今年度)に参加させていただきました。
 STEP1から5まで、「テーマ」、「到達目標」、「研修内容」、「気付き」が明確に示されており、それに則り個人目標を設定してから研修に臨みました。
 STEP1では、ケアマネジメントとは何か 模擬事例をもとにケアマネジメントプロセス、アセスメント思考過程を振り返る。
STEP2では主観的情報と客観的情報の整理、効果的な質問力を身につけるための情報の整理・思考の仕方
STEP3では 質問力 見立てる力(アセスメント≠情報収集、アセスメント=情報整理)を、STEP4は事例の見立てと手立て グループ内で事例提供者、司会、記録(板書)の役割分担をし事例検討を展開
STEP5は地域で実践展開するスーパービジョンと題し、 上原先生からケア会議のプロセス、アセスメントの思考法、アセスメントに必要な知識、ケア会議における情報と推移、バイザーの心得を学びました。
力がないと事例の見立てはできない、見立て方によって、導き出される手立てが変わってくる、情報が十分でない段階では適切な支援方法は見いだせない、現象だけに振り回されるのではなくその困りごとはどこからきているのか背景を理解(人生の物語を読み解く)する、スーパービジョンは手立てにたどり着くことだけではなくプロセスそのものが重要、スーパーバイザーの思考はバイジーの2~3歩先を行く、バイザーの「事例理解」はバイジーのそれよりも「世界観」が広い等々、STEP1から5に参加し学んだことは数多く、意味深いものばかりでした。
また、この研修は、対人援助職としての職業倫理や価値、時代背景、文化、理論等の広い領域の知識が必要になってくるということも、改めて認識する機会になりました。
今後も、事例検討会の技術を高めるとともに、スーパーバイザーとしての能力向上に努めたいと考えます。
この研修を通じ、全国からこられた受講生の方々に刺激をもらい、同じグループのメンバーとディスカッションできたことがうれくしくもあり楽しくもありました。この場を借りてお礼を申し上げます。
そして最後になりましたが、白木先生はじめ研修の企画、準備をしてくださった理事・役員の皆様、事務局、関係者の方々に深く感謝いたします。

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