ミドルコーススーパーバイザー養成講座STEP4

■日 時:2022年1月23日(日) 10:00~16:30
■参加者:認定ケアマネジャーの会会員 30名

「2021年度ミドルコーススーパーバイザー養成講座STEP4」を受講して~
                    愛知県 認定ケアマネジャー 中西ひとみ

今回の研修には、バイジー、バイザー希望で参加申し込みしました。
久しぶりの東京会場での参加を楽しみにしておりましたが、急速な感染拡大により、急遽私はリモート参加に変更。バイジー体験をすることになりました。
 提出事例「利用者の夫(要支援2)との関係構築に悩んでいるケース」に対し、利用者を中心にケースを見るだけではなく、キーパーソンの夫にも「一人の利用者」として向き合い、視点を変えて相手を見ることが関係性を再構築できるのではないか。とバイジーが前向きになれた事例でした。
 しかし自分がスーパーバイズを受けてみると、事例同様に、私自身が目の前にいるバイジーだけを見ており、バイジーの周りにある人間関係や、バイジーの向こうにいる利用者についての影響などまでは考えが及ばず、配慮に欠けていることに気づきを与えられました。
 ケアマネジャーの思考を変えることは、支援そのものに対する影響がでることになる。
バイジーの職場環境にも問題が波及することもある。地域課題に発展する問題にもなる。
スーパーバイズとは、広い視野で物事をとらえ、深い思考とバイザーとしての発言に責任を持つ必要があることを再認識することができました。
 今回学んだことを胸に刻み、今後に生かすことができるようにするためにも、私の課題である語彙力を高め、相手にわかりやすい言葉で伝えられるようになることを目標に、今後も自己研鑽に励みたいと思います。

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STEP4 バイザー・バイジーコース研修を受けて
                       奈良県  木曽 江律子

 1月23日 世間ではコロナ渦真っただ中 奈良でも日に日に感染者が増えており 
研修に参加することを躊躇しながらの参加となりました。
当日は 現地3名 リモート参加1名がスーパービジョン実践報告、逐語録を提出し
それぞれが 俯瞰してそのスーパービジョンを評価するというとてつもない濃い研修でした。「俯瞰する」とは 本来高いところから見下ろすことを言いますが この研修では 同じ高さの目線で バイザーの思い、バイザーの事業所、地域の立ち位置またその向こうにある利用者の様子を見据えて話をする またバイジーがそのバイザーを育てていくためには可能性を信じて待つ大切さを学びました。
最初は 自分がいったい何をやっているのか どのように質問するのが的確かわからないところからスタートしました。人数が少ないこともあり 白木先生には 手取り足取り教えて頂き なるほどなあと  すごく納得して帰途に就きました。
多くの方もそうであるように 長くケアマネをやっていると地元では 重鎮となり 誰もそこおかしいよとは言ってくれません。また 長年自分なりにやってきたことを今更修正しようとはしません。 今回の研修もそうであるように 常に刺激を求めて自己研鑽する必要性を感じた研修でもありました。 
今後 我々に課されている課題は ①根拠に基づいた実践力をつけるためにはどのように指導していけばよいのか ②人材育成が出来る力つけるには 信じて育てていく忍耐力
③自事業所だけではなく地域のケアマネの人材育成を通じて社会貢献するには 等々ある
今回受けた研修が 自分自身の仕事の振り返りを行い まわりのケアマネを巻き込んでより高みを目指す意識づけになったように思います。
最後に 当日 ご準備頂いた諸先生方及び事務局に感謝いたします。

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2021年度ミドルコーススーパーバイザー養成講座STEP4の研修を受けた感想  
                    認定ケアマネジャー 水下明美

今回は、スーパーバイザー役をしました。
スーパーバイザーは、行き当たりばったりではなく、見立てや構成を考え、全体を見ることが大切です。事例の本人・家族の力を考えることを忘れてはいけないのは勿論ですが、同時に、事例に入り込むのではなく、事例を通じてバイザーの力に焦点を当てて考えていく事、パラレルな関係があることを忘れないよう心して臨みました。
ZOOMとはいえ、多くの参加者に観察されてのスーパービジョンは、とても緊張しましたが、実際にスーバービジョンを行っていると、バイジーの言葉から、ミクロの事例の中にも、事業所や地域課題、すなわちメゾやマクロの課題も含まれているのだと、実感できる場面がありました。そして、白木先生の解説から、自分の課題や内省点も見えてきました。これは実際に体験してみないと分からない事です。スーパービジョンの質を高めるには、経験を重ねていく事が必要です。とても貴重な体験となりました。ありがとうございました。

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2021年度ミドルコーススーパーバイザー養成講座【特別編】逐語禄のスポット研
修を受講して
             岐阜県 認定ケアマネジャー 野中康代
 
 今回受講した動機は地域でスーパービジョンが広がり主任ケアマネジャーとし
てバイザーの立ち位置を求められる機会が増えたこと、また当法人に新人ケアマ
ネジャーが一度に二名入職し管理者として新人育成をしていかなくてはならない
責任の重さを感じ、まず基本をしっかり学びスーパービジョンを身につけたいと
いう思いで参加させていただきました。
 今まで何度か地域でスーパービジョンを経験しバイジーからは「話を聴いても
らえてよかった」と言う言葉が返ってきていましたが自分としては「果たしてそ
れでよいのだろか?」「スーパービジョンになっているのだろうか?」「バイジー
に気づきを与えることができたのだろか?」とスーパービジョンのあり方に悩ん
でいましたがどのように自分のスーパービジョンを振り返り評価したらよいのか
も分からずにいました。
 この研修でスーパービジョンの場面を逐語に起こすことでバイジーの発言から
管理的・教育的・支持的機能を分析、キーワード、バイジーの発言・表情、そし
てバイジーの変化等を逐語記録を通じ読み取る体験をしたことで今まで自分が行
ってきたスーパービジョンは3つの機能を意識すらしておらず「バイジーに焦点
をあてる」と頭では理解していたつもりでも事例の解決に過ぎなかったこと気づ
き、何事においても基本を忘れず自らを振り返る事が成長につながると再認識し
ました。
 白木先生のご講義、グループの皆さんのアドバイスによりスーパービジョンの
理解が深まり大きな学びを得ることができました。
 学会の研修はレベルが高く未熟な自分にはついていくのがやっとです。でも逃
げずにより多くのことを吸収しその学びを現場に反映していきたいと思います。
学びの場を与えていただけることに感謝しております。

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