平成29年度 主任介護支援専門員緊急セミナー

■日 時:平成29年4月15日(土)10:30~16:00
■会 場:東医健保会館(東京信濃町)
■参加者:会員103名 ・ 非会員:33名

「実務研修の実習受け入れの心構えと実践的な技術指導について」の研修に参加して

             社会福祉法人 育秀会 育秀苑指定居宅介護支援事業所
                                 山口 純子

2月後半に実務研修実習生を1名受け入れ、ほっとしながらも、これで良かったのかと悶々とした日々を送っていました。3月上旬、永沼理事より緊急企画セミナー「実務研修の実習受け入れの心構えと実践的な技術指導について」の研修が開催されることを聞き、「わあ、やったー、こういう研修が欲しかった!」早速知り合いに情報を拡散しました。
 
研修当日は、遠方からの参加者も多数いらして会場は満席。皆さん同じ思いでいるんだと少し安堵しながらも、実務を担う不安感と研修に対する期待が膨らむ中で受講させていただきました。
まず実務研修の目的である「利用者の自立支援に資するケアマネジメントに関する必要な知識・技術を修得し多職種協働を実践できる介護支援専門員の養成を図ること」であることを再確認しました。いつもの状態を見せる事ではなく、我流でもない、基本を見せる事。実習生は真っ白な状態であり、実習指導者である私達の見せ方・伝え方で実習生の今後が決まる。大袈裟ではなく責任の重大さを痛感します。
実際、実習生はもっと不安のなか実習に来られるだろ。実習は事業所として受けて組織として対応する、それゆえ事業所内の雰囲気も大切であること等々分かっているつもりだった。今回研修を受け、実習を受け入れる事業所としての対応、実習指導者の選定、実習を担う主任介護支援専門員の実務、実習対象事例の選定、主任ケアマネジャーとしての心構え、力量・言語化・高齢者と要介護高齢の理解違い、目的を達成できる事例を選定する事など多くを学び、自分自身も基本に返り実習生の目線に立つこと、まさに目からうろこでした。
演習のワークシートではオリエンテーション・インテーク・アセスメント・担当者会議・モニタリングの意義目的、実施時の配慮についてケアマネジャーとして行うべき事項を、個人ワーク後グループワークで話し合いました。演習を受けたことで、他者との違いに目を向けることができ、自分自身で理解していたことの再認識、自分では漏れていたことの気づきができました。受講するまで不安だった我流も解消され、5月の実習生受け入れ時には基本を大切に、一連のケアマネジメントプロセスを経験していただき、修得していただけるように、研修で学んだことに留意して実践していこうと思っています。

特定事象所加算取得事業所の地域への貢献が期待されている中、主任介護支援専門員の担う役割について再確認し、日々の振り返りを忘れずに研修で学んだことを活用していきたいと思います。ありがとうございました。

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