■日 時:平成24年12月8日
■場 所:東医健保会館(信濃町)
■参加者:会員 67名(内認定ケアマネジャー44名)・非会員 11名
第Ⅰ回ケアマネジメントキャリアアップ講座
目指そう!スーパーバイザー STPE4に参加して
福岡県北九州市 介護支援センターだんらん
柴 和子
STPE1から毎回、福岡から参加させて頂いています。
STPE4の研修到達目標は「事例を視覚化により整理できる」と研修内容は「板書の実践」です
午前中は「おさらい」としてこれまで学んだ、スパービジョンを学ぶ目的、事例提供者として留意すべき点、参加者として質問と答えの循環による「見立て」の実施で全員が一つのイメージを共有することの重要性を学びました。 何度も繰り返し説明をして頂くので初めてでも、どのスッテプからでも参加出来る利点もありますが、毎回の参加でも、その都度、新たに学ばせて頂いています。
講義の後の板書の実践では私達グループが選ばれ、私は事例提供者としてプレゼンテーションを行う事となりました。 話すスピードに気をつけながら、エピソードを含めてその人を理解しやすく伝えようと努力しました。 一問一答では客観的事実が少なく、未確認情報で、テンポ良く伝えられませんでした。 会場の質問とバイザーの白木会長からの補足と整理をして頂いて、全体像のジグソーパズルが埋められて行き、グループのメンバーのフォローもあって、白板に図視化することで、「手立て」につながる医療面からのアプローチと背景で確認しないといけない所等の多くの気づきを頂きました。支援に光が見えた気がします。
午後からは代表グループで、司会も担当され「見立て」から「手立て」まで生活情報分類シート、支援目標シートを活用して学ばせて頂きました。 参加者の視点の違いから刺激を受けながら、効果的な質問(全体像をとらえる力)や記録力は何度も経験を積むことで、習得して行きたいと思いました。 北九州は白木会長のお膝元でNPO法人ケアマネット21での研修にも参加させて頂いていますが、東京に出てきて、地元で学べる幸せと未だに未熟なレベルで申し訳ない気持ちがあります。 研修会場で出会える他県の方々の交流を励みにして今後も研鑽を積んで行きたいと思います。
最後に研修の企画、準備をしてくださった白木会長をはじめ、理事の方々、事務局の方に深く感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。
千葉県千葉市 居宅介護支援事業所
ちばコープおたがいさま千葉介護センター 田中 宏美
今回の研修は日本ケアマネジメント学会の会員であり、認定ケアマネジャー、主任ケアマネジャーの管理者の勧めでSTEP2から参加させていただいております。
私の所属している事業所でも毎月、事例検討会を行っています。昨年、主任ケアマネジャーを取得した私はスーパーバイザーを目指し事例検討会では司会や板書などを務めながら参加しています。
今回の研修では本当に突然のご使命をいただき(今までの皆さん、多少 打診を受けていたものと思っていたので・・)驚くやら、戸惑うやら・・
かなり動揺した状態での始まりでした。
事例提供者としての体験では質問に受け答えをすることで自分のアセスメントの力不足を痛感しました。情報収集だけではなく、きちんと分析することで参加者にその人らしさを理解してもらうことが必要であると思いました。
また、事例を検討していく上では、しっかりと事例を「見立てる」ことが大切であり、この「見立て方」が変わってしまうと「手立て」の方法も方向も変わってしまうことを学びました。
とても緊張した半日でしたが得るもの、学ぶものが多くありました。
今回、貴重な体験の機会を作ってくださった日本ケアマネジメント学会の先生方をはじめ、多くの意見をくださった参加者の皆さまに感謝を申し上げます。