平成27年度 スーパーバイザー養成講座STEP1 東京会場

■日 時:平成27年7月26日
■会 場:東医健保会館
■参加者:会員59名(内認定ケアマネジャー44名)・非会員 12名

スーパーバイザー養成講座 STEP-1を終えて

              相仁介護・支援サービス   相田 里香

 私たちケアマネジャーの仕事には、バランスの良い総合力が必要となる。
特に、白木先生のご講義にもあった多職種協働で行うアセスメント、インフォーマルケアのアセスメント等が重要となる今、優れたバイザーを目指すため、私たちの日常ではあまり体験することが出来ない、バイジー体験を意識をして重ねていく必要性がある。しかし現実では日々の業務に追われ、なかなか自身の担当するケースを客観的に時間をかけて振り返ることは難しく、独りで黙々と継続的に時間や力を注ぐことは非常に困難である。しかし認定ケアマネジャーの会主催の研修に定期的に参加を続けていくことで、自ずとその貴重な機会を意欲と期限をもって体系的に学び、取り組めるようになるのではないかと私はそう感じている。

研修に参加するための準備においては、事例をまとめることでまず、支援過程や課題などを省りセルフスーパービジョンが行え、また事例を発表する中では他者にわかるように短い時間の中、簡潔にプレゼンテーションを行うこと、判断の根拠やアセスメント、思考の過程の言語化のトレーニングが出来る。そしてGWでは、事例検討・SVの程を通じて自身の体験だけではなく、地域の仲間の事例だけでもなく、全国の仲間の事例を知り、共に考え、学び合い、事例に関するたくさんの気づきや実践に役立つ理論や技術、またそれぞれが抱える地域課題やその対策・取り組みを知ることが出来るのだと私は思う。

そして何より、そこで学びを通じて広がる仲間の存在は大きい。研修が終わり、それぞれの地域に戻り、日々の業務に戻った後でも、地域での活動や研修等の情報を共有しあい、また時に本音で悩みを打ち明けることも出来るような同じ価値観をもつ志の高い全国の仲間がまた次の研修で顔を合わせる。基礎となる職種も、年齢も経験も地域も違う仲間が、ひとつの目標に向かい出会える場。研修に参加する度、そんな共に成長していけるような仲間が、またひとりまたひとりと増えていくことが、専門職として、ひとりの人間としての成長につながるのではないかと思う。そしてそこにはロールモデルとなる講師陣がいる。目標とする人の存在は意欲を高め、今の自身の課題を明らかにしてくれる。
ひとつとして同じ事例がないように、研修も1回として同じ研修はない。私は出来る限り時間をつくり、これからも仲間と共に5000時間を目指していきたい。

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