平成30年度 スタンダードコース スーパーバイザー養成講座STEP1(東京会場)

■日 時:平成30年6月3日(日) 10:30~16:30
■会 場:青少年オリンピックセンター(東京)
■参加者:会員78名 非会員19名

スタンダードコーススーパーバイザー養成講座STEP1研修報告
            目黒区社会福祉事業団東が丘ケアプランセンター 
                              日高 裕

 昨年、「認定ケアマネジャーを目指そう!」研修受講時に、講師の白澤先生から『認定ケアマネジャー取得がゴールではなく、スーパービジョン研修を受講するように。』と勧奨頂いたことと、「実務研修の実習受け入れの心構えと実践的な技術指導について」のセミナーにて、白木先生にご指導頂きましたことで、認定ケアマネジャー資格取得と共に、来年は必ずスーパービジョン研修を受講するという目標を自身の中で設定いたしました。
 社会福祉士会でのスーパービジョン研修受講経験はありましたが、事業所管理者や主任介護支援専門員の立場としての経験は少なく、今回の研修受講を通して、介護支援専門員法定研修の中での位置付けや特定事業所加算取得要件の「他法人との研修企画」の中にも活かせるものであることを学びました。
 研修での白木先生の「ケアマネジャーが育っていない、ケアマネジャーを育てていない。」という言葉が深く身に染みました。指導する立場として、経験や勘頼りの指導となっていなかったか、相談者の悩みや問題の本質に向き合えていたのかを再考させられました。
 ロールプレイでのバイザー、バイジー、観察者体験を通して、面談の場のデザインに始まり、目的の明確化や課題の整理について介護支援専門員の職業倫理や価値に則って行うこと、相談者が前向きになれるよう徹底的にサポーティブな姿勢で臨むこと、答えや解決策の明示ではなく、相談者自身の言葉での語り(言語化)や、内省を通して気づきを得ることが出来るよう価値、知識、技術等を駆使して行うものであるのだと体感出来ました。他グループの発表内容も非常に参考になり、自身の実践との類似性や新たな視点等も得ることが出来ました。
 また、スーパービジョン=事例検討ではないが、事例検討の技術が無いとスーパービジョンの展開は困難であり、まずは事例を通して実践そのもの(支援者の行動と判断)の振り返りを行い、ケアマネジャーとしてどのように捉えていたのか等の検証技術については、STEP2、STEP3にて更に学びを深めていきたいと思います。
 最後に、講師の白木先生ならびに日本ケアマネジメント学会認定ケアマネジャーの会研修ご担当の皆様には、本研修をはじめ私達介護支援専門員の専門性向上の為の学習機会を頂いておりますことを、この場をお借りしまして深く感謝申し上げます。

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