■日 時:2022年7月30日(土) 10:30~16:30
■オンライン研修(Zoom)
■参加者:認定ケアマネジャーの会会員 23名
2022年度 ミドルコーススーパーバイザー養成講座STEP1に参加して
東京都 認定ケアマネジャー 田見聖美
私は毎月1回、地域のケアマネ同士でスーパービジョンを行う機会があるのですが、いつも自分のSVは単なる励ましや労いだけで終わっていないだろうかと自信がなく、実践力を高めるヒントを得たいと思い研修に参加しました。
前半は白澤先生の講義で、ケアマネジメントの本質について4つの視点から先生の研究にもとづいて現状や課題について教えて頂きました。
その中でも介護者(家族)支援の課題に関する内容は興味深く、日々の業務でも仕事と介護の両立に悩む家族に直面する機会も多いだけに、ケアマネジャーは介護離職防止のための支援にも重点をおいて取り組まなければならないと感じました。
後半の野村先生の講義の中では、先生が行うスーパービジョンの動画がありました。動画の中の野村先生は、のんびりしたペースで穏やかで、安心感のある話し方をしていらっしゃり、私のSVに足りないのはこれだ、と思いました。解説にはありませんでしたが、本題に入る前から先生がリラックスして相手の緊張を解き、心を開く雰囲気が感じられました。
今後、よりよいSVをめざして、私は言語的な技術と同じくらいに、非言語の部分にも意識を置いた実践ができるように、研鑽を積んでいきたいと思います。
今回の研修は当初、参集での開催予定でしたが、コロナ感染の再拡大により急遽オンラインに変更になりました。ケアマネジャーとしても、バイザーとしても普段は常に、人に実際に会って、その方の持つ雰囲気や周囲の空気なども全身で受け止めながらの支援なので、そのための研修も、できるだけ実際に参集するスタイルであってほしいと願っています。ですが、参集が叶わない状況の中でも、学びの機会をなくさずに開催して下さったことに心から感謝申し上げます。