2025年度 ミドルコーススーパーバイザー養成講座【特別編】逐語のスポット研修

■日 時:2025年9月13日(土)10:30~16:30
■会 場:東京左官工業協同組合・オンライン
■参加者:会場:会員11名(内認定ケアマネジャーの会会員8名)
    オンライン:会員28名(内認定ケアマネジャーの会会員23名)・非会員5名

ミドルコーススーパーバイザー養成講座【特別編】逐語のスポット研修に参加して

                    広島県認定ケアマネジャー 青木 宥裕子

今回の逐語録研修では、まず座学を通して逐語録の目的や役割について学びました。逐語録は単なる会話の記録ではなく、発言の意図が相手にどう伝わっているかを振り返るための手がかりになることを改めて理解しました。

ロールプレイではバイザー役をいただきました。そこでイジーの不安を受け止め、その不安を安心して言葉にできるように関わることを意識しましたが
しかし、実際に行ってみると問いかけが詰問のように聞こえているのではないかと萎縮し、思いを表現してもらえる声掛けができず難しさを感じました。
まさに自分の関わり方の課題を浮き彫りにする体験でした。

さらに、講師の白木先生からは、自分では全く気づいていなかった“言葉のくせ”に気づかせていただきました。それは、バイジーの話のあとについ「なるほどね」と繰り返していたことです。一見、理解を示す言葉ですが、そのままでは「話をわかったふりをして終わらせている」とも受け取られかねないことに気づきました。何が「なるほどね」なのかを具体的に言葉にして返さなければ、バイジーには自分の理解の中身や共感のポイントが伝わらず、安心感や次の対話につながらないのだと実感しました。

今回の研修を通じ、逐語録を用いた振り返りは自分自身の介入の癖や無意識の傾きを可視化し、改善につながる大切な手法であると学ぶことができました。貴重な学びの機会をいただき、ありがとうございました。来年度もぜひ受講したいと思います。

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